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ついでに…

 投稿者:尼子  投稿日:2007年 7月18日(水)23時16分58秒
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  今、拍手お礼に置いてるものの続きを少し…
拍手に置くまでもないくらい短くて中途半端なブツなんで、ここへあっぷ。


<現リーマン・パラレル>

「おー、無事か?」
「・・・なんとか、な・・・」

上目遣いに俺を睨むこいつは、俺から見た自分がどんなだか・・・まったく判っちゃいねーんだろな? 知ってたら・・・きっと逃げ出してンじゃねぇかね。

「アンタ・・・俺のこと・・その・・・」

話し出した途端、目線をさ迷わせだしたこいつの態度に・・・なーんかムカッ腹が立ってくるぜ。大体・・・俺の真正面にいてたんじゃねーのか?

「スコール・・・こっち向け。」

なーんで、あっち向いて・・・んな言い難そうにする? まだ、俺様の告白を疑ってんのか?

「いいか、よく聞け。」
「・・・サイファー・・?」
「俺は、おまえに、惚れてンだよ。っつーかよ・・・普通、男の穴に欲情しねぇぞ。好きでもない奴のアレを、おまえは咥えるか?」

薄暗い中でも、こいつの顔が見る間に赤くなってくるのが判った。

「それは・・・その・・・」

真っ赤になって俯く奴に、俺はずっと気になっていたことを確認する。
本当は確認する――ではなく、実際には『コト』を反故にさせなければ、と苛立っていたからだが。

「それよりスコール。おまえ、あのトサカ頭とした約束・・・どうする気だ?」
「トサカ・・・あぁ、ゼルのことか・・・あいつと・・・って・・あっ!」

数瞬だけ考える風だったものの、すぐに質問の内容を察したらしいこいつは、小さな叫び声をあげて僅かに固まった。

「・・・・まさか、行く気か?」
「・・約束・・・したのは、アンタだって聞いてただろ。」
「そりゃあ、すぐ傍にいたからな。で?行くのか?」
「・・・・・・・・・・・・」

俺様の顔色を窺ってくる奴は、マジで焦っていた。
さっきの飲み屋にいたときの俺たちの関係と、今この場での関係は、たった数時間しか経ってないってのに――まったく違った間柄になってるからな。

「俺を置いて、合コン?」
「・・・それは・・・・」
「それとも、俺も一緒に行って、楽しめって?」
「――それはイヤだ!」

こいつの表情は、アレだな・・・嫉妬と独占欲ってやつだ。

(はぁ〜〜〜・・・ンな可愛い顔するなよ〜〜v)

一目惚れした後、強引に接近した俺に、こいつはすっげぇよそよそしくって。何にでも理由を付けては奴に近付いて、やっと先輩後輩の垣根を取っ払えたときゃ嬉しかったがよ。でも、俺の女交遊録にはずっと無関心でいやがるから、さすがの俺も凹んでたんだぜ。

「ンじゃ、明日一番に断れよ。」
「・・・分かった・・・」

頬染めて殊勝に項垂れる姿を引き寄せると、緊張していたらしい強張った体が胸に収まった。ゆっくりと背中を撫でるごとに、スコールの体から強張りが解けてゆく。

(今晩は、もう無理だが・・・)

茶色い頭のつむじを見下ろしながら、俺は、今後の計画を練った。

カラダを頂いても、奴の不安感は早々拭えそうになさそうだ。愛しい男を真実の恋人にするには、まだまだ日常的に、たゆまぬ努力が必要そうだとか。自分だけを見るよう、余所事を考えるような時間を作らせてはならない、とか。

「覚悟・・・しろよ?」
「・・・えっ・・・なに?」

『なんでもない』と首を横に振って、手に入れた愛しい貌に微笑みかけた。


俺の中に滾る、暗い情熱を隠して―――


   END


それと週末のあっぷは…仕事が忙しくてできないと思います^^;
 
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